大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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ビジョンを共有し、利害を超えた大きな成果を目指す

自分の利害を超えた大きな価値を達成しようとするとご縁がある

 

何事もそういう傾向があると思いますが、自分の力だけでは実現できない「とてつもなく大きなこと」を実現しようと本気で考えると、必然的に、その実現に必要な素養を持った人たちのご協力を得なければなりません。

 

その為に、自分のビジョンを多くの人に話すことから始めなければなりません。その為には、一番やりやすい方法としては、人からの紹介を得る形で、縁を繋いでいく方がよいと思います。

 

そうすると、自分の利害を超えて動いて頂ける人と出会いがあり、理念を共有できる可能性が出てきます。それがご縁だと思います。もちろん、色々なしがらみの中で、ご協力頂ける場合も大変にありがたいことなのですが、それを超えて動いて頂ける場合もあるので、それには、感謝の念しかありません。

 

そのご縁を大切にして、協力者を増やしていき、大きな価値の創造をしていくことが可能になるのだと思います。

 

新規のことを実現する過程は否定の連続

 

新しいことを実現しようとすると、それによりマイナスの影響を受けると感じられる人たちからの反発が必ずあります。それは、ほぼ必ず発生することだと思いますので、それに囚われない方がよいです。出来るだけ、それらの人たちを刺激しないような説明の仕方や方法を考える方がよいと思います。くれぐれも全員に受け入れられる必要があるとは考えない方がよいと思います。全員が受け入れられることは、既に実現されている可能性が高いからです。それらのことも、立ち上げ期には、同じように反発がありながら実現の過程があって、実現された安定期には、その影響が固定化されて影響を感じなくなってしまうということでしょう。例えが良いか分かりませんが、増税のようなものです。

 

否定されるということは既存のものとの違いがあるということなので、その点を意識しておいた方がよいと思います。つまり、可能性があるということです。逆に、何の否定もないということは、既存のものと同じという可能性が高いので、苦労して行う必要も実はないということですし、差別化できないことをやるということは、提供できる価値も小さなものになってしまうので、事業体としての継続可能性も小さいということだと思います。

 

その否定の連続の中で、肯定的に捉えてくれる人が必ず現れますので、そのご縁を捕まえて、踏み込んでいくことをお勧めします。色々な計算をしても、結局、その計算通りにはいかないので、最初のうちは、そのようなご縁を捕まえることに意識を置いた方がよいと思います。そういったご縁をいつくか捕まえた後に、具体的なことを詰めていくことがよいのではないと思います。

 

その時には、理系的な発想を駆使して、綿密に計画を立てていくことがよいと思います。右脳的な活動と左脳的な活動を組み合わせて、実現のプロセスを実行できる、そのような人材を育成する大学が必要です。