大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

就活ではトヨタ系企業をはじめとする一流企業への就職、転職ではサードドアを開けて新しいキャリアを開くことを目指して頂くサイトです。

少数派として生きること

物事を突き詰めて考えると少数派となる

 

以前、私自身も、物事を深く掘り下げることができなくて、博士課程に入学してそのことに気づきました。研究のアイデアを考えている過程で、自分で頭を使っているつもりでも、実は、殆ど浅い所で思考が止まっていたのです。

 

アイデアを必死に考えている時には、頭が興奮しすぎて、朝方まで全く眠れない状況になっていました。その為、1日2~3時間の睡眠で2年程、そのような状況が続きました。その後、研究ではない通常の仕事をする過程でも、頭を使い掘り下げて仕事するようになったので、明確な成果が出るようになりました。

 

これが人生の中で非常に大きかったです。物事を進める上での重要なポイントが大分見えるようになってきたからです。もちろん、実行する過程で更に掘り下げることになりますが、重要ポイントが明確に見えると、そうでないポイントは無視することができるようになるので、行動に迷いがなくなってきます。

 

決められない人は、性格的に決められないのではなく、重要なポイントが見えないので、そうでないポイントとの見分けがつかずに、迷い続けるということだと思います。

 

 

重要ポイントが見えると少数派となる

 

多くの人が思考を浅い所で止めていることに自分では気づかないために、多数派の論理は、多くの場合、浅い思考での論理となります。世論もそうだと思います。もちろん、それが正しい場合もあるとは思いますが、浅い思考なので、現状維持での思考でしかありません。

 

何かを大きく変えたい場合には、重要ポイントを明確に見極めて、それを元に変化させていく必要があります。場合によっては、重要ポイントを明確に変化させる場合もあると思いまし、重要ポイントを変化させずに、周りの分を大きく変える場合もあります。

 

ただ、それも重要ポイントが見えているから出来ることなのです。見えてなければ、怖くて何も変えることができないのです。

 

少数派の思考としては、このようなものとなります。一度少数派の思考となっていくと、色々なことが見えるようになりますので、組織の中で生きることの息苦しさ出てきますが、そこから先、どのように生きていくかは、自分自身で考えるしかありません。