大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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人間が何かを見て識別することが必要な作業をAIが担当する

人間は目で見て識別した後に何かの作業を行っている

 

人間は、何かの作業をする時に、例えば「工場で加工される部品の形や寸法など」を認識・識別します。寸法に関しては、ものすごく小さな町工場などでは、実際に手で寸法を測っている所もありますが、検査機器を導入して自動計測する所もあります。その後、「この部品は部面通りの寸法になっているかどうか」を頭で判断をしています。実際には、図面と全く同じ寸法の部品を作ることは出来ないので、許容範囲の寸法が決まっており、その許容範囲の寸法に入っていれば、合格となり出荷されます。

 

この部品が大量生産される商品の部品の場合には、この検査工程を人間中心で行おうとする場合には、ものすごく大きなコストがかかります。また、人間が検査する場合には、どうしても誤測定や見落としがある程度発生するので、非常に大きな問題となります。

 

このような部分を人間と同程度以上の精度で、人間の代わりが出来るAIにまかせることで、大きな効果が期待できると思います。

 

 

人間と同等程度の役割をAIが果たすことで大きなコスト削減効果がある

 

AIを使用した検査システムを導入する場合は、初期導入時の費用がかかるものの、毎月のランニングコストは、人件費に比べると非常に小さなものになると思います。

 

例えば、検査システムの初期導入時の費用が、1000万円として、毎月のランニングコストが3万円/月とします。

 

すると、初期費用1000万円に、毎年36万円のコストが追加されていく形になります。

 

一方、全て人間の手作業で行う場合は、例えば、人件費(240万円=20万円×12カ月)が、毎年必要になってきます。

 

これらの場合に10年間で必要となるコストは、前者は、1360万円、後者は、2400万円となります。差額は、1040万円となります。

このコスト計算は、1つのラインの検査工程に関するコスト計算なので、ラインが10個ある工場の場合は、差額合計は、1億400万円となります。

 

また、人間1人の勤務時間を8時間で計算していますので、24時間体制で、3交代でラインを回す場合には、この3倍の差になるので、3億1200万円となります。

 

機械の場合は、耐用年数がありますので、あるタイミングで新しく更新されますので、例えば、その耐用年数が10年であるとすると、10年毎に、前者と後者の差額3億1200万円が発生することになると思います。

 

非常に大雑把で単純なシミュレーションですが、とても大きな金額となることがお分かり頂けますよね!

 

AIを搭載したロボットは、24時間品質を落とさずに作業を継続することが可能なので、人間と比べると耐久性も非常に高くなります。