給料は多ければ多いほどよいのか?
皆さん、お金(給料)には、かなり興味がありますよね! 日本の風土として、それを口に出すのは、あまりよいとはされないので、なかなか言い出すことは出来ないと思いますが、それは当然のことで、興味があってOKだと思います。
自分の人生を考えた時に、給料がものすごく少ない仕事だと生活するのが精いっぱいで、汲々とした人生になってしまうので、ある程度のお金があるのに越したことはありません。
業種によって、平均給与の高い業種と低い業種があるのは事実で、また、ある業種の中でも、平均給与の高い会社と低い会社があるのも、事実です。
ある業種で仕事に就きたい場合では、給与が高い会社にいきたいと思って当然だと思いますが、自分の趣向や適性などを無視して、何が何でも給与が高い業種で仕事につくという考え方は、特別な事情がない限り、基本的には避けた方が良いと私は思います。
例えば、給与の高いイメージ業種として銀行や商社などがありますが、エンジニア適性が高い人が、そのような職種で仕事に就いても、あまり良い結果がでそうには思えません。あくまでも、傾向としてお話ですが・・。
同じ業種で同じ職種に就く場合は、給与が高い方がよいとは思いますが、それよりも趣向や適性に合った業種や職種に就く方が、仕事での成果をあげやすく、発展的に人生を送っていけるような気がします。
仕事の成果をあげることが出来れば充実感が持てますし、充実感があれば、明るい気持ちにつながります。もちろん、仕事の成果があがれば、給与も基本的には上がっていきます。
お金は仕事の結果として貰えるものです。
当たり前のことではあるのですが、サラリーマンとして働いていると、この点を忘れて勘違いしそうになりますので注意です。
新卒の学生の皆さんは、入社するとすぐに毎月給料が銀行口座に振り込まれるようになりますが、まだ、殆どなにも会社に貢献していません。その給料は、上司や先輩が稼いできたお金の中から支払われているとこうことを、まず、念頭においてください。
上司や先輩が、お客様に対して、物を販売したり、何かしらのサービスを提供したりして、その対価として得たお金の中から分け前として与えられるのです。
サラリーマンとして働いていると、お金がどこかから湧いてきて、給与になるような錯覚を持ってしまうことが、誰にでもあるので、注意が必要です。
したがいまして、自分が将来に仕事の成果を出せるような業種での仕事、あるいは、職種に就くことで、本当に意味でお金が貰えるようになるということを忘れないでください!
やみくもに、給与の高い業種・職種に就いてしまうと、仕事の成果が出せずに、最悪リストラされてしまうようなことにもなりかねません。
能力開発→成果を出す力→給料Up
入社後に、まず、一番に重視すべきことは、「能力開発」です。他の人と意思疎通をきちんと図る能力・専門知識・仕事の進め方などのあらゆる能力を開発していくことです。その結果、出来るだけ早く、会社の戦力になれるようにすることです。
そうすると、段々と成果を出す力がついてくるので、次の段階として、成果を出していくことを重視します。もちろん、その間も能力開発は続きます。
その次にようやく給料Upがくるという流れです。お金は最後です。後からついてくるものです。この流れもよく覚えてください。
何の力もついていないに転職で給料Upを狙っていっても上手くいくはずがないので、最初は、高い給料を得るということよりも、自分の得意なことを仕事にしていき、成果を上がられる能力を身に着けてください。5年、10年と経っていくと、飛躍的な能力向上がもたらされて、大きなチャンスが巡ってくることになるかもしれません。
それは、会社内のこともありますし、会社外のこともあります。