今の環境での自分の経験は当たり前だが、異なる環境だと重宝されることも
今の職場で当たり前のように働いていると、それまでの経験が当たり前のように思えて自分には何の特徴もないのだと思いがちだと思いますが、決してそんなことはありません。世の中には、非常に沢山の会社があり、その中で解決できない課題を解決してくれる人は非常に重宝します。
もちろん、そのような課題が沢山あり、それを一挙に解決してくれそうな人がいれば、その人を雇い入れて解決をお願いする方法があります。これが出来れば、一番分かりやすいので、それが一番よいです。
しかしながら、そこまでの多くの課題がある訳ではないが、困った課題がある場合は、スポット的にお願い出来ると一番よいです。このような場合、本業を別に持っている人に、部分的に副業・複業としてお願いすることが出来ると、一番よいです。
これからの時代は、このように一つの組織のみで働く方法ではなく、いくつもの組織で働く時代になってくると思います。
自分の経験を重宝してくれる場所だと働き甲斐もある
キャリアを長く積み、キャリアの終盤になってくると、自分の経験を重宝してくれる場所で働きたいと感じるようになってきます。もちろん、収入面の話もありますが、キャリアの終わりが見えてくると、ふとそういう感情が芽生えてきます。
これが何を意味するか本当の所はよく分からないですが、おそらくいつくかの要因が重なってそうなるのだと思います。その一つの大きな要因としては、自分の手で作った仕事をしながら、自分の足で立っていきてみたいというような感情が芽生えるということかもしれません。
何処かの組織に属して働いていると、その組織の中の一つの役割を果たすということになりますので、自分で作った仕事をいう実感がなかなか持てずに粛々と仕事をこなすという感覚になってくると思いますが、最後くらい、そこから脱却してみたいと思うのでしょう。
独立とか大げさなものではなく、ずっと思っていた願望を達成したいという悲願のようなものなのかもしれません。その場所を自分で作って、役に立つことの喜びをダイレクトに感じて見たいということでしょう。私自身も、常にそのようなことを感じております。世知辛い世の中でありますので、今すぐにという訳ではありませんが、定年後には沢山の時間がありますので、その段階で出来るように準備を進めていきたいと考えています。
