大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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今の仕事の中で自由度を高くして目的を達成することが出来れば一番です

成果の対価として自由度が高くなる

 

会社などの組織の中で自由度を高くするとはどういうことかと言いますと、自分の企画などの提案が通り、自分で決めた仕事が増える状態のことです。組織で働いているので、成果を問われて責任が発生するのは他の仕事と同じですが、自分で決めた仕事を自分で行っている時には、自由であると感じられます。組織内で働く場合は、絶対的自由はないので、組織の承認を得られる状態が前提での自由です。

 

会社などの組織の中で自由度を高くするには、まず、成果を残せるようになることが始まりです。自分の企画や意見を通すには、人から与えられた仕事で成果を残し、自分の組織内での一定の発言権を持っておく状態にしておくという意識が重要です。

 

何故なら、仕事が出来ない人が提案した企画は認められることは考えにくいことですし、認められても実行できないので意味がなくなってしまうということだと思います。

 

発言権を持っている状態であれば、上司も話を聞いてくれるようになると思いますので、そこで提案して勝ち取るというプロセスで進めていけばよいと思います。

 

特に、若い世代で経験値が少ない場合は、この発言権を得るまでのプロセスが大変なので、やりがいなどを理由にして、他の人からの仕事をしないことがないようにしてください。この考え方を理解していることで、組織の中における自分の自由度が高くなってくると思います。

 

自由度が高くなってくると加速度が増してくる

 

最初の大変なプロセスを乗り越えて、自分で提案した仕事が出来るようになってくると、いわゆる「やりがい」がある状態に徐々になってくると思います。この状態になってくると、仕事が楽しいと感じられるように段々となってきます。

 

このような状態になってくると、どんどんと仕事を早く進めたくなってきて、新しい展開がおこってくるのを楽しみにする気持ちになってきます。加速度的に成長していくので、実力の伸び方がもの凄くなります。

 

私自身のことを振りかえると、大学の情報センターに勤務していた時に、情報ネットワークのシステムを更新する仕事で、自分で設計したシステムを導入した経験があります。それまでは、プログラミングを主体とした情報システムの経験が中心でネットワークシステムについてあまり知らなかったのですが、その仕事をすることで、ネットワークシステムに関する基本的な知識や経験を得ることができました。

 

その時に、はじめて自分の未知の分野で企画を提案して実行するという経験をすることが出来ました。これは非常に大きな経験でした。新しい技術的な知識や経験ということではなく、保証をしてくれる人がいないという状況の中で、自分が主体となり行った経験を得ることが出来たという意味で、非常に大きな経験でした。特にネットワークサーバに関しては、自分で構築まで実施しましたので、出来なくても誰も変わりに行ってくれる人がおらず、背水の陣の気持ちで何とか達成することが出来ました

 

この時の経験で、一段自分のステージが上がったような気持ちになり、それ以降、このブログでも書きました「大学教員へのキャリアチェンジ」に繋がっていきました。他の人からすると、そのようには思われないかもしれませんが、この時の経験が、今までのキャリアの中で最初の転機だったように思います。

 

www.shukatsu-omamori.info

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目立つ結果が出る前に、地味ではあったけれども、自分の中での意味付けとして非常に大きな経験をすることで、自分のステージがあがり、自信を持てるようになりますので、それ以降での成長が加速度的に早くなっていきます。

 

今の仕事が自分にとってどのような意味を持つのかという意味付けの作業は、長期的には非常に重要な意味を持つので、例えば、プロジェクトが完了した時点や年末の振り返りのタイミングなどで、自分の経験の意味付けの作業を行うとよいと思います。これが、自分の動機付けに繋がってきますので、非常に重要なことです。