大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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大和ハウス工業プロジェクト教育を終えて

新規に立ち上げる時の生みの苦しみが沢山あった

 

何事もそうだと思いますが、自分が経験のない新しいことを実施するのは、非常に沢山の課題・問題をクリアする必要があります。そのため、ストレスフルな状態に陥ることが沢山あります。個人情報や掲載許可を取る必要があるために詳細な点を書くことはできませんが、準備段階から実に多くの課題・問題が出てきて、非常にしんどいなと感じる場面が沢山ありました。何故、こんなにもしんどいことをやっているのだろうと、ふと思う時も何度かありました。

 

そんな時には、何故、この活動を行っているのかに立ち戻りながらも、完璧を求めすぎず、想定した状態の70%程度でもよいと考えながら、進めることが大切と考え進めました。もちろん、想定通り100%出来れば、それに越したことはないのですが、それが難しいと感じた段階で、冷静さを取り戻しながら、全体の中で特に重要なポイントを見極め、その分はやりきり、それ以外は、程々にする対応もあるかと思います。全体としては、ギリギリの状態で、何とか無事PJ教育を終了することができました。端からみると、たぶん分からなかったと思いますが。。。

 

今回のPJ教育の内容と進行状況

 

今回のPJ教育は、新規事業構想の発想の部分を特に重視するもので、未来の事業構想を考える内容であり、難易度がかなり高いものでした。結果としては、柔軟性の高い学生の皆さんならではの発表が続出で、一緒にグループに参加して頂いた社会人のメンターの方々と一緒になって、教育としては素晴らしい結果に終わったと評価できます。私が想定したラインよりも、かなり高い水準の発表ばかりで、今の若い世代の制限のない発想と本気になった時の力が見えて、感動すら覚えました。

 

会場の設営や授業運営のサポートをボランティアでして頂いた私のゼミ4年生の皆さんも、終了後に駆け寄ってきてくれて、「すごいですね!」と言ってきてくれたので、同じ学生目線でも素晴らしい発表だったという評価だったと分かりました。

 

今の若い世代は、個人主義ではなく、グループでの活動が非常に適していますので、その効果も十分にあったと思います。各グループ、日頃接していない他大学の皆さんとのグループ運営の難しさも感じながらも、短期間で素晴らしい結果を出していただきました。

 

また、メンターの皆さんは、日頃接している部下や後輩とは違った大学生との協働ということもあり、戸惑う場面も沢山あったと思いますが、素晴らしい発表に導いて頂いたのは、素晴らしい力量をお持ちだなと素直に感じました。

 

そして、この教育プログラムを実施する機会を与えて頂いた大和ハウスの皆様は、お忙しい中、準備段階で非常に丁寧な準備をして頂いて、東京や大阪から、わざわざお越し頂いて授業をご担当頂き大変ありがたかったです。

 

もちろん、沢山の人が集まっての活動なので、きれいな事ばかりではなかったと思いますが、色々な課題・問題を乗り越えて結果を出せたことは、今回ご参加頂いたすべての方のお力の化学反応の結果です。

 

最終成果発表会で感じたエネルギーは相当なもの

 

最終発表会で感じた参加者の方から発せられるエネルギーは、非常に大きなものを感じました。普段の授業(楽しみながら頑張って貰う授業)ではなかなか感じない種類のエネルギーを、私自身も一身に浴びた感じで、発表を聞いている途中からある種のしんどさを感じた程です。エネルギーが自分の中に流れ込んでくる感じで、自分のキャパシティーには入りきらない感じでした。

 

その状況の中で、私が考えていたことは、こういった場が日本中の大学教育の中にあれば、学生の皆さんの飛躍的な成長、そして、その先にある地域コミュニティーや企業・自治体などの組織、そして、日本や世界の諸問題を解決し、良い方向に導いてくれるのではないかとい期待感であり、ある意味切実なお願いでもります。

 

ただし、それには、企業や社会人の皆様のご協力も必要で、大学の教員の力だけではできない教育が今回確かに実現したと評価しています。ここまで、企業や社会人の皆さんをお借りできた教育は、日本では、非常にまれなものではないかと個人的には感じています。

 

次年度の計画について

 

次年度は、今回のようなプロジェクト型教育だけではなく、かねてから考えていた教育プログラム化を行おうと考えています。もちろん、最初から完成度の高いものは難しいですが、出来る範囲で実施したいと考えています。

 

既に、参加の話を表頂いている企業様もいらっしゃり、また、企画・実装・運営にご協力頂くことになっているNPOや企業の皆さまと検討・実装を開始しようとしております。私が、事業構想大学院の学生として描いた、未来の新学部・新大学設立の構想に向けた、第2段階のスタートになります。

 

そして、今回のプロジェクト教育に参加頂いた学生の方から、特にお願いした訳でもないのに、自発的に何かしらの貢献をしたいというありがたい申し出を頂き、何かしらの参加をして頂くことになっています。学生の立場からの視点や意見を頂きながら、企画・検討することができるのは、非常に有難いですし、学生の口コミでの参加募集体制なども、作っていきたいと思い思っています。

 

今回実施したプロジェクト教育が終了した段階で、最初の第1ステップはクリアできたと思いますし、その結果として、次の参加企業もまず1社出てきて、その企業を軸に企画を作り、他の参加企業も募集していく予定です。

 

もちろん、これからも、課題・問題が沢山発生すると思いますが、今回からは、実装に協力して頂ける全ての皆様のご協力頂きながら、バージョンアップした教育を作っていく予定です。

 

また、今後、年度を重ねることに、受講頂いた皆さんのご協力も頂ける充実した体制づくりも実施していきたいと考えています。今回ご参加頂いた皆さの中でも、何かしらのご参加希望の方は、inocari.project(at)gmail.comまで、ご連絡頂けるとありがたいです。もちろん、このページをお読み頂き、興味を持って頂いた方も、ご連絡頂けると幸いです。

 

また、現在、私のゼミ生の代々の世代を繋ぐ作業をゼミ卒業生のある方にお願いして、コミュニティーを作ろうとしています。こちらも、どこまでできるは分かりませんが、このコミュニティーにも、非常に大きな期待をしております。

 

この構想が、関係者皆さまの構想になっていき、社会の中に根付いていくことで、次第に現実のものになっていくと思います。難易度の高い構想であることは十分理解しておりますが、難易度が高いからこそチャレンジする価値があり、実現できた時の価値が大きくなり、大学教育の中に昔からずっとあった課題を解決できるのだと思います。

 

今後とも、引き続きよろしくお願いいたします!!