大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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プロティアン研究会に参加してみて感じたこと

プロティアンは、キャリアを発展させるためのフレームワーク?

 

まだほんの少しだけの情報を見ただけの段階ですが、プロティアンは、自分のキャリアを開くときに参考にすることが出来るフレームワークのようなものかと思いました。

 

元々がアメリカの方でまとめられたフレームワークとのことですが、それを日本に持ち込んできて普及されはじめているもののようです。もちろん、日本人に合うようにカスタマイズされているのだと思います。

 

その一部だけしか見ていませんが、20~30代、特に、下積み期間を終えて、これから大きくキャリアを発展させて行こうと考えている人にとっては、非常に役だつものだと思います。

 

その理由を説明しますと、顕著で高い業績を上げた人たちが持っている「良い方向にキャリアを発展させる上での考え方や行動」を分析して、だれにでも活用できるようにまとめたものが、プロティアンというフレームワークだと思うからです。

 

世の中には、多くのビジネス系の書籍が出回っており、仕事に対する考え方ややり方の参考になるような書籍が沢山あります。私自身、20代の後半くらいから30代前半位の頃、自分のキャリアをどのようにして開いていくのがよいのかずっと考えていた時期があり、その時に、多くのビジネス系の書籍を読みました。

 

高い業績を上げている人のものが多く、読んでいるうちに、考え方や行動の仕方に共通点が沢山あることに気が付きました。その共通する思考や行動を参考にしながら、自分の仕事のやり方を徐々に試行錯誤しながら変えていくことで、目立った業績が少しずつ出るようになり、自分の中の判断軸や行動の仕方がはっきりとしてきて、迷うことが無くなっていきました。

 

各個人でこのような作業をしても良いとは思いますが、非常に時間がかかります。それを高度に漏れの少ない形で分かりやすくまとめたものが、プロティアンというフレームワークなのだと思いました。もちろん、まだ、その内容を深く知っている訳ではないのですが、現時点では、そのようなものだという認識です。

 

プロティアンを学ぶ意義

プロティアンというフレームワークを学ぶ意義は、高い業績を上げた人たちの思考方法や行動様式を、短期間で体系的に学ぶことが出来るという点です。キャリアが浅く、経験量が少ない段階の若手の人達にとっては、分からないことが多いかもしれませんが、まず、概念として、それを勉強していくことに大きな意味があると思います。

 

私も含めて人は、自分の頭の中に「概念」がないと、より詳細な点まで考えていくことは不可能です。例えば、物造りの現場で、ある商品を製造する工程を考える時に、その工程の流れを知らないと、各工程で何故そのような作業を行っているのかが分からないと思います。

 

そのため、まず、最初に学ぶべきことは、工程全体の流れということになります。詳細な点はよく分からないので、何となくというレベルになると思いますが、とにかく学ぶ必要があります。その上で、各工程の詳細な内容を学んでいき、時々、全体の工程に戻りながら全体の工程との繋がりを意識しながら、詳細に学んでいくというプロセスが、短い時間で、網羅的に体系的に学ぶ良い方法です。

 

キャリア開発に関して、この全体の工程にあたるものが、プロティアンになるということです。もちろん、学ぶだけでは意味がないので、実行する必要がありますが、頭の中に概念や考え方がないことは実行することが出来ませんので、まずは、学ぶことが必要になります。

 

キャリアを段階的に発展させてきた人にとっては、ある程度理解している概念もあるとは思いますが、体系的に整理することが可能になりますので、学ぶ意義はあると思います。

 

また、プロティアンについても、AIと同様に、学習しながら少しずつブログにも書いていこうと思っています。