大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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卒業生による後輩への教育に思うこと

同じような立場を経験した人の言葉は思い

 

同じような立場を経験した人の言葉は、とてつもなく心に響く言葉である。高所から見下ろす言葉の中にも、大きなヒントになるものがある場合もありますが、人生経験も少なく、分からないことだらけの人にとっては、判断する元になる考え方なども固まっていないので、雲を掴むように感じ、言葉としては理解できても、心が動かずに聞き流してしまう結果になったりします。これは致し方ないです。

 

同じような立ち場の経験者であれば、持っている情報や経験、感情の起伏のポイントなど、共通する所も多いと思いますので、発せられる言葉の内容や表現の仕方もうけいれられやすいものになるでしょう。

 

教育を行うことは自己教育

 

他の人へ教えることは、自分への最高の教育です。ここが重要なポイントです。他人へ教えることが損と考えるのではなく、自分にとって最高の教育であると認識していれば、最高学びの場になります。

 

教えて貰った人は、自分の言葉に耳を傾けられやすくなってきますので、何か大きな事を行う際には、協力者になって貰える可能性があります。人が人に協力する時には、大きなビジョンを掲げ、それに共感する場合が多いと思いますが、その上に、そのような結びつきがあれば、尚更協力して頂きやすくなると思います。

 

教育という言葉は、日本の場合、一方的な伝達をする形をイメージする人が多いですが、副次的効果として多くのことが出てくるので、ある意味、無償でできる最高の自己投資にもなってきます。

 

お金がないと動いて貰えない関係ではなく、何も見返りも求めずに協力頂ける関係の人と活動を起こしていき、それが大規模になっていった時に、世の中への影響力が高い事業になるでしょう。単なる一つの経営目的の事業ではなく、地域や日本、世界をよくするという目線での事業を目指していくことで、それに関わる全ての人の人生の喜びをもたらす結果になっていくと思っています。