本を読んでいるときは、自分との対話ができる
本を読むことは、著者の経験を自分の経験とすることができるので、非常によいと思います。私自身は、社会人になってから暫くの間は、本をあまり読むことがなかった時期がありますが、再び読むようになってからは、自分自身の考え方や行動の仕方が徐々に変わってきたように思います。
本を読んでいる時には、内容を読みながら、冷静に自分自身を振り返っていることが多く、それが自分の学びに繋がり、成長につながるきっかけを掴むことにつながります。大抵は、本の著者を知らないので、何の感情も湧かずに書いてある内容を冷静に評価し、自分に役立ちそうな所は取り入れ、そうでないことは流すというようなことが素直に出来ると思います。
その時間が非常によいのです。普段の慌ただしい生活の中では、冷静に自分を振り返ることがなく、役割を全うするだけの時間ばかりになり、単なる操り人形となってしまうため、次第に自分自身が消耗し、何のために働いているのだろうと思い始め、次第に苦痛となり、やがて、給料は、「仕事という苦痛の我慢料」と思うようになってくるのです。
人に雇われていることにより発生する悲哀です。気持ちは良く分かります。
しかしながら、人に雇われていても、本を読み、自分で実行できることは実行してみるというスタイルで働いていけば、その中でも自分で変えることができるところもあり、変えることが出来たという事実により自分が励まされ、次のアクションを起こすという小さな連鎖が生まれてきます。次第に、そのサイクルの対象となる物事の規模が大きくなり、それが確かな実績に繋がり、実績が実績を呼ぶ連鎖が起こります。
そうなった時には、成果を刈り取る期間なので、変に消極的にならずに、刈り取れるだけ刈り取ればよいでしょう。それも一定の期間のことです。次第に、そういった期間が過ぎ、停滞期・衰退期がやってきます。その為に、良い期間の間に、ほんの10%程度でよいので、次のステップへの準備を意識した活動を入れておくとよいです。
休日に、遊びを兼ねて、それに関する調査や試行のような形で全く構わないです。