何事も満ち引きがある
自分の活動の中で、最初の成果が出づらい苦しい時期を乗り越え、良い結果が出てくると、立て続けに良い結果が出てくる時期がくると思います。小さな結果を元に、それを求めてくれる人が出てきて、更にその上に結果を積み上げ、認めてくれる人が増えてくるという好循環のサイクルに入る時期です。
この時期は、非常に気持ちもよく、これが長く続けばよいのになあと思う時期ではあります。しかしながら、これも永遠に続く訳ではありません。やがて衰退期に入ってきます。これは世の必然であり、誰もが避けられないことであると思います。
しかしながら、この衰退期には、実働する時間が減ってくるので、実は、この時期を狙って、次のステップへの準備をする時期でもある訳です。好調な時期がずっと続くと、活動時間ばかりが続くので、自己研鑽を積んだり、人と対話をしたりというような時間を取ることが難しく、やがて擦り切れてしまい、空っぽの自分になってしまう危険性があります。
衰退期に入ったら、その仕事や活動は、それを自分事と捉えて行ってくれる誰かに渡して、自分は次のステージへ踏み出していく方がよいのです。同じようなことを永遠と続けることは人間には無理であり、成長の種となる事柄との出会いもなくなるので、そうなったら、その場にいない方がよいです。
準備期としての衰退期は、知的好奇心に従って学ぶのもよい
準備期としての衰退期は、ある意味余裕が出てくるので、それまでの自分ではやらなかったようなことに手を出してみるのもよいと思います。出来るだけ、違うことを意識して、例えば、大学院のような所で、全く違う勉強をしてみるのもよいと思います。
なかなか慣れない領域なので、最初はしんどいかもしれませんが、それに慣れてくることには、以前の自分ではありえなかったものの見方や考え方をしている自分に気づく時が来ると思います。大学院は、基本的には専門領域の学びでありますが、その根底にある物事の見方や考え方に触れることになるので、それが自然に習得される訳です。
専門知識の学びは、本や映像などで習得できるので、わざわざ大学院に行かなくても習得できるのですが、微妙なニュアンスなども含めて、言語化されていないことを感じ取るには、やはり現場に行くことが一番よいと思います。対面授業でしか得られないものもあるのです。その現場で、知的好奇心のまま、役に立つとか立たないとかではなく、インプットをしながら、自由に思考を巡らすとよいでしょう。
1~2年という短期間であれば、行動を少し止めて、そういう時間に身を浸すのもよいです。ただし、注意点があるとすれば、日頃から行動が不足し、受け身の姿勢の人の場合は、その逆で、考え込まずに失敗を前提に行動を沢山していく方がよいです。
行動の伴わない状態で、学びの時間に身を浸せば、更に受け身になってしまい、より構造できない自分になってしまうでしょう。そうなると、結局成果を出せないまま、単なるインプット地獄になってしまうだけです。成果の出せない期間が長期間続くと、それが当たり前となり、すっかり諦めモードになってしまうでしょう。
このような状態になっている人が非常に多いので、避ける必要があります。