小さな構想は既にある構想の可能性がある
小さな構想を考えて実現可能なことから進めるのも悪いことではないのですが、おそらくは、既にあることの改良版になっている可能性が高いです。最初から小さな構想を考える時には、身も心も縮こまった状態にある可能性が高いので、それを払拭する必要があります。
その為には、他の人から妄想と言われるくらいの大きなビジョンを描いてみるとよいと思います。他の人から、そんなことできる訳がないと言われるようなビジョンが良いです。その言葉が出てくる時には、そのビジョンが、他の人が考えるようなものではなく、かなり独自性の高いものか、スケールの大きなものになっているという証明されるからです。
このあたりは、ある意味伝記のようになっている経営者の方々が口にすることです。しかしながら、実際に、このような考えに基づく形で行動することは非常に難しいです。多くの人は、他の人が同意してくれないと実行しないという思考・行動が習慣化されているので、そうできないのです。他の人たちからの反対の中で、独立独歩で進めて行くことが非常に感情的に苦しいので、そこから逃げてしまいたくなり、結局、途中であきらめて実行しないのです。
そのような大きなビジョンを描いた後、それを実現するプロセスを考えていき、それを実行すればよいと思います。その最初の第一歩を踏み出すことが何よりも需要です。最初から上手くいくことは稀なので、行動しながら考えることが大切です。
出来ない理由をシャットアウトする
これも非常に大切だと思いますが、出来ない理由を頭で考えることを出来るだけ止める必要があります。忙しかったり、疲労が蓄積されている時には、特に、このような思考に陥りがちなので、体調面をベストに保ち、フレッシュな状態で物事を考えていく必要があます。
出来ない理由を口にすると、それを発火点として、次々と出来ない理由が頭の中に浮かんできて、それに支配されてしまいます。これは、理性でシャットアウトすべきであり、誰もが陥る可能性があることなのです。
そうすると、頭の中にスペースができて、建設的なことを考える余地が生まれます。一度建設的なモードになったら、出来る限り、そのモードが続くように心がけます。それを習慣化するように、理性での対応を続けていくことで、前向きな行動になり、結果が出始めていきます。
他の人は、色々といいますが、結局は、「実行」したかが全てであり、実行の伴わない思考は、無意味であることを痛切に理解する必要があります。アイデアは、誰にでも出すことはできますが、それを実行できない人が大半です。実行するための思考は重要ですが、思考の為の思考は、意味がないどころか、出来ない理由を考えることにつながりやすいので、行動→思考のサイクルをこまめに回すだけでいい気がします。
結局は、それだけのように気がします。