大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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困難な調整と共創

企業と学生の間の調整は難しい

 

今までにしてこなかった活動として、企業と大学の教育の共創を掲げておりますが、その経験がない企業と学生の間の意識の差がある状態だと、細かい調整自体が非常に難しい場面があります。

 

この場面で難しいのは、行動を開始する前の固定化されている概念の中で、出来ないと思い込むことが双方に多く、踏み出してから考えるという形でのトライに慣れていないということが根本的に課題として見えてきました。

 

ちょっとやってみて、修正を加えるということは、その現場で活動している時には案外簡単な形で出来るのですが、行動前の思考の段階だと、色々と妄想が膨らむのか、様々なリスクを想定して、過剰に身構えてしまうことが多いのだと思います。

 

踏み出す前の期待を強調するのも手ではある

 

そのような行動を阻害する要因が出てくる場合には、面白い感じを前面に演出することで、心を解きほぐす必要があると思います。感情的をコントロールし、理性で行動できる域に達している場合は大丈夫なのかもしれませんが、それを身に付けるには、様々な修羅場を経験し、それを乗り越える過程の中でしか得られないので、それを経験していない場合は、コントロールされた状態になるように、楽観性を引き出していく作業が不可欠になってくると思います。楽観性とは、このような理性的な作業をできるようになることだともいえると思います。

 

もちろん、企業には企業側の都合や事情があり、学生には学生側の都合や事情があるのですが、双方が歩み寄ることができる状況を作っていくことを出来るようにすることが、長期に企業との教育の共創を実現するのに必要なことであり、私自身の課題だと認識しています。

 

これまでに様々な調整業務を行ってきましたが、これまでの経験だけでは解決できない課題が沢山でてくるので、丁寧に一つ一つ考えて乗り越えていきたいと思います。