大きな構想を考えると苦しくな
ある自分の想いから始まる構想は、構想する時に実現したいと考えるものなので、実現の方法を考えてしまいます。これを切り離して考えることが出来ればいいかもしれませんが、それは人間である以上難しいことであると思います。
逆に言うと、それが出来る構想は、自分の想いが入っていないので、単なるテクニカルに思いついたことであるとも言えます。その為、結局浅い所までしか掘り下げることかできないで終わる可能性があります。
結局は、苦しい思いをしながら、構想を掘り下げていくことでしか、自分がコミットすべき構想を考えることはできないのだと思います。その苦しい状態を耐えながら考えていると、その思考が当たりまえの状態になり、ある意味、自分の器が大きくなっていきます。そういうプロセスを経て、大きな構想にしていき、実現に向かって行動していくという流れになっていくのだと思います。
大きな構想になると自分以外の人の考えが入る
そういった大きな構想にしていく過程では、他の人との対話を通じて、構想を検討していく形になっていくと思いますので、他の人の想いや視点が入ってくることになります。つまり、自分だけの構想ではなく、他の人にとっての構想にもなっていきます。
この点を認識することが重要です。自分個人の視点にとらわれずに、良いと思ったことは積極的に取り入れていくことが重要です。最初の発火点となるビジョンを示すことは自分でやる必要がありますが、具体的な内容については、実行する時に力を貸してくれる人の想いや考えが入っていることが重要です。
ある意味自分の構想の内容が変わっていくことでもあるので、受け入れがたい心境になると思いますが、そこは、理性の力で踏みとどまり、内容を一緒に検討していく必要があると思います。ビジョンと全く異なる方向だと困りますが、そうでない限りは、出来るだけ取り入れる方向で考えて見た方がよいと思います。