大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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半歩先を歩く時の苦しみ

人より半歩先を行くだけでも理解されない

 

組織の中に身を置いていると、半歩先に歩くだけでも、理解されないことが多いです。従いまして、基本的には、誰にも言わずに実行する方が良い場合が非常に多いです。自分の理解できないことを本当の意味で受け入れようとする人は、非常に少ないです。

 

多くの人は、目の前に出た結果に基づいて対処方法を考えて実行するというような形になる場合が多く、良くない結果に対する対処という考え方になります。しかしながら、それだと良い結果を継続することができずに、あまりよくない結果が続くことになります。そのような人生では、不満足な人生を送る可能性が高くなってしまいます。

 

良くない結果の予兆を察知して、半歩先を歩いて対処することは最低限行い、1~2歩先を歩く分は、計画をきちんと立てて実施していく必要があります。これが出来る人は、非常に少ないので、逆に言うと、理解されないことが多いです。

 

他の人に見えないことが見える人を活かすことが長期発展につながる

 

他の人に見えないことが見える人、つまり、目の前の現象以外にも多くのことが見える人は、人に誤解されやすく、その人を非難する人も出てくると思います。しかしながら、それは、目の前の現象しか見えない人の意見であることが多く、見当違いな場合も多いです。

 

リーダーの人は、多数派ではない人の意見に耳を傾け、その人がどのようなことを言っているのかを理解するように努めて、そこからヒントを得ていく必要があります。多数派の意見は、目の前の現象の後追いの意見であることが大半なので、多くの場合は、現状維持の誰でも言える意見であることが多いからです。

 

リーダー的な立場に立つと、失敗を恐れて、保守的な態度に終始しがちな傾向になりますが、それは、大胆な策を打つ前のスモールスタートの発想がないか、それを面倒がっているかどうかです。逆に言うと、何も準備していない状態で大胆な策を打つ場合は、単なる怠慢である可能性が高いです。

 

以上の事を踏まえて1~2歩先を見ながら、実際には、頑張って半歩先を歩くようにするとよいでしょう。