大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

就活ではトヨタ系企業をはじめとする一流企業への就職、転職ではサードドアを開けて新しいキャリアを開くことを目指して頂くサイトです。

数学嫌いは致命的になる今後の世の中

数学も記憶中心の勉強であるので、実はそれ程難しくはない

 

数学嫌いの人にある勘違いとしては、数学は考える勉強領域なので難しいというものです。その為、数学は頭の良し悪しがダイレクトに影響する科目なので、自分には難しいと判断してしまう場合が多いのだと思われます。しかしながら、かなりの部分は、結局暗記から入っていく勉強で、その後に、定着した内容を使いこなして問題を解くという形になります。その為、時間がかかるので、それを出来ない人が、苦手だと誤解してしまうのでしょう。それが分かっていれば、出来るようになるまで丁寧に行っていくだけなので、ある程度の水準まで出来るようになっていきます。

 

今後の世の中は、その数学の一部の部分を利用する形での統計学を基礎としたデータサイエンスの基礎的な部分を理解して、それを活用することで、日々の仕事をしていくというスタイルに徐々に変わっていきますので、数学嫌いは致命的になってしまいます。

 

これまでは、直観に基づく仕事の仕方でも結果が出ればよしとされていましたが、今後は、データの裏付けを元にした仕事のスタイルに変わっていくので、それが出来ない場合には、評価されにくくなり、チャンスが得られなくなってきます。

 

もちろん、データで表現できない、例えば、人間と人間がフェイストゥーフェイスで交流するようなことが効果を発揮するような領域などでは、今までのやり方が通用する場面もありますが、その場合でも、人と接する場面の前段階では、接する人の趣向に関するデータ的な分析が行われて、その結果を元に人が対応するというやり方になってくると思います。

 

数学の必要性が分かれば勉強する意欲も湧く

 

数学嫌いの人にとっては、勉強する意欲が湧きづらいですが、このような形で数学を勉強する効果が具体的に見えてこれば、勉強する意欲が湧いてくる人もいます。意欲が湧けば、大抵のことはある程度出来るようになりますので、数学嫌いを克服することが出来ます。

 

数学嫌いが克服できれば数学の面白さが理解できるので、そうなれば、統計やデータサイエンスの領域のことも、とっつきやすくなってきます。データ分析のような領域はある程度の数学の理解が奥深い理解に繋がりますので、数学に対する興味が湧くことで各段に理解が深まります。

 

数学と言っても、網羅的に術全てのパターンの問題を解けるようになる必要はなく、考え方の本質を理解出来れば、それがデータサイエンスの理解に繋がりますので、大量の数学の勉強をする必要はありません。

 

この点に注意をしておけば恐れることはないです。