大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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準備の期間はもどかしい気持ちもあるが実は本番よりも勝負所

準備作業はどれだけ具体的に進めるかがポイント

 

準備期間の継続的な努力の最中は半信半疑な面も多分にあるので、準備作業が甘くなりがちです。しかしながら、出たとこ勝負で成功するほど人生は甘くありませんので、ある程度の準備は必要です。

 

準備作業を行う際に必要なのは、達成する目的であるビジョンを出来るだけ具体的に描くことに尽きると思います。もちろん、最初から詳細で具体的なビジョンを描くことは難しいですので、最初はぼんやりとしたビジョンになっていることが多いと思います。

 

そのビジョンを自分で詳細化していく作業も必須ですが、それ以外には、そのビジョンを他の人に話して反応を見てみるとよいと思います。その過程で、ビジョンを聞いた人からの質問やフィードバックとしての提案がありますので、質問への回答やフィードバックとしての提案を元にしたビジョンの深化がもたらされます。これは、非常に大切なプロセスです。

 

人によっては、人に話すことで、自分のアイデアやビジョンを取られてしまうので、秘密主義に徹すべきという人もいるかと思います。この点については、例えば特許に繋がるようなものの場合は確かにそうかもしれませんが、そうでなければ、深刻に考える必要はないと思います。

 

むしろ、前述のようなフィードバックを受けることが出来たり、更には、積極的に参加を申し出てくれる人もいますので、メリットの方が大きくなります。

 

また、個人で何かを立ち上げる場合は、ニッチな分野であることが多いと思いますので、固定費が大きくなる大手企業では採算が合わない分野になりますので参入が難しい場合が大きいと思います。現実的には、マネされてしまうことを心配する必要はないと思います。

 

準備作業をしながら試行もしてみると良い

 

大きなビジョンを作っていく過程で、その一部の小さな仕事を試行してみると良いと思います。現実に需要があるかどうかを測定することが出来るからです。もし、需要があれば、それをトリガーとして、その次に続くプロセスの仕事を提案していくと良いでしょう。

 

ビジョンを作る仕事は、ある意味夢を描くことでもあるので、非常に楽しい作業ではありますが、それだけだと実現化されませんので、少しずつ実際の仕事としていくプロセスも意識してやっていく必要があります。

 

実際の仕事として行ってみると、新しい需要に気づくこともあると思いますので、それが更なるビジョンの深化に繋がると思います。

 

出来るか出来ないかばかりを考えていては結局動けないですし、スモールスタートで初めてみて、需要があるかどうかを探りながらビジョンを深化させる方向で進めることが一番良いです。それに必要なのは、固定観念を出来るだけなくしながら、物事をフラットに見ていくことが必要になってきます。