大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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就活は線で捉えてテクニックに走らない方がよい

就活はシンプルに捉えて長期間の準備をする方が良い結果となる

 

ゼミ生に対する就活の指導の経験上、就活本番期の直前に慌てて準備を始める場合には、よい結果が出ないことが多いです。それは、ごく当然の流れです。これは、いわゆるテクニックを習得するかしないかの問題ではなく、「就活」という一大イベントに対して、本気で向きあって準備をする過程で、自分のこれまでの生き方や今後どのように生きていくかを考え、また、自分自身の在り方を振り返り、どこを改善していけばよいのかを、自然と考えるようになる結果、大きな成長を遂げるからです。

 

その結果、エントリーシートに書く内容や面接で話す内容が大きく変わることになり、それを見た面接官が良い評価をしてくれるという流れになっていきます。

 

人は、何か明確な目的があると大きく自分を変える成長を遂げることができます。大学生にとっては、その一つとして就活があります。もちろん、就活以外にもあると思いますが、就活は、その後の人生に大きな影響を与えることには変わりがありませんので、その機会を利用し、自分を大きく成長させる目的を持つと非常に良い結果に繋がる可能性が出てきます。

 

若い時代には、短期間で大きく成長することが可能であるので、テクニックに走るよりは、自分を大きく成長させて、その結果を、面接で見て貰うという意識がよいように思います。

 

テクニックで表面を装飾する生き方ではなく、根本的に自分を成長させる生き方の方が、長い人生を考えると、非常によい結果に繋がると思います。

 

その意味で、少しずつで良いので、2年生になったら、徐々に初めていくとよいと思います。世の中には、どんな職業があるのかを知るところから始めていけばよいと思います。

 

私自身も想定していない程の圧倒的な結果に繋がっている

 

このような考え方の下で、就活の指導を行った結果、現在では、私が当初想定したよりも大分良い会社に就職していく人が増えていっております。そして、その指導内容も、年々、細かいことを言わないで、本質的に重要なことを伝えるという形に変化してきています。

 

これは、私自身が、多くのゼミ生を指導する中で、確信を持ったことを中心に伝えるようになってきたからです。細かいことを言い始めると、学生の皆さんは、そういった情報を与えてくれるものだという意識になり、自分で取りにいかなくなってしまいます。そうなると、言われたことしかしなくなってしまいまして、結果として、低いレベルのままで変わらないという結果になりがちです。

 

このあたりは、会社で管理職の方々が考えることと同じ話で、そういう所ではなく、如何に主体的に活動できるように仕向けていくかが、大きなポイントです。

 

もちろん、初期段階に行うティーチングは行いますが、そこは最初の導入部分なので、その後のゼミの研究指導をグループワーク主体で行うなどの仕組みを作り、学生同士で刺激しあう環境を作りながら人間力の向上をはかります。

 

主体的・自律的な行動を促していくと、就活の準備作業においても、主体的・自律的に行うようになっていきますので、疑問がでてきますので、質問をしにきたタイミングをとらえて、更にモティベーションを上げる声掛けを行っていくようにしています。

 

このような形での指導を行うことによって、私の予想をはるかに超えるレベルの会社に、当然のように入社していく流れが出来ています。