未知の領域へのチャレンジは誰もが不安感を持っている
就活に限らず、どんなにメンタルが強い人でも、自分にとって未知の領域へのチャレンジは不安なものだと思います。しかしながら、その不安は、自分が作り出している部分もありますので、その部分は早期に解消していくと良いと思います。
例えば、就活の場合は、自分と同じ立場で経験した先輩の話を聞くことができると、心理的に落ち着くことができます。以前の記事で書きましたが、Zoomを活用して就活を終えた先輩に、現在の3年生へ就活の経験談をお話して頂く試みを行いましたが、3年生の皆さんにとっては、刺激になると共に、同じゼミに所属している先輩の話を聞くことができて、来年自分が経験するであろう就活本番のイメージが具体的に持てたようでした。非常に大きな効果があったと思います。
他大学の学生の方の場合は、キャリアセンターのような部署があれば、そこで、先輩が受けた企業の選考プロセスに関するアンケートなどの情報を見ることができると思いますので、そういったものを参考にすると、同じ大学や学部の先輩がどのような会社を受けていて、その時の選考プロセスの状況などの情報もある程度は入手することができると思いますので、早い段階で見てみることで、無用な不安感を解消していくとよいと思います。
同じゼミの先輩の状況は、ゼミの先生に聞けば、傾向ぐらいは分かる場合があると思いますので、聞いてみるとよいでしょう。通常は、私のように全面的に就活支援を行っているわけではありませんが、どこに合格して入社するかぐらいは、ある程度は把握していると思います。
無用な不安感を持ち続けることは、自分自身が消耗することに繋がるので、このようなアクションを起こしていくことで早期に減らして、就活本番前の準備作業に集中していくことが出来る状態を作り出してください。
特に同じゼミなど立場・境遇が同じような経験談を聞いてください
体験談を聞くときには、あまりに違う立場・境遇の人のことを聞いても自分に活かすことが難しいので、例えば、同じゼミの先輩など、同じような立場・境遇の人の話を聞いて、成功例と失敗例に関する情報を集めてみると良いでしょう。
成功例では、準備の内容や、本番の選考で気を付けた点などに関する情報を集めて、失敗例では、失敗するに至った理由を着てみると良いでしょう。失敗には、必ず原因があるので、そこを無くすだけで成功の土壌が出てきます。その上で、成功した時の情報の中で特に大切だと判断できることら優先的に準備を進めていくと良いでしょう。時間には限りがあり、不測の事態も起こり得ますので、優先度が高いものから実行する方がよいですね!
あとは、「案ずるよりも生むが易し」で、行動を優先して、その中で得られた情報を元に、細かい修正をかけながら実行していくスタイルが一番良いです。
不安の中には、自分が作り出してしまっている不安がありますので、そのような不安は、行動していくと自然と消えていることが多いです。人生の正念場では、このような場面が出てきますが、結局は、行動することでしかよい結果を導き出すことは出来ないので、不安になる前に行動に移すのもよい方法だと思います。
私自身は、元来は考え込むことが多い性格でありますので、常に自分自身に対して「考えるな!」と言い聞かせるようにしています。逆に、考えなさすぎる人の場合は、行動に移す前に「5分だけ考えろ!」と言い聞かせると良いと思います。
この方法で全て上手くいくわけではありませんが、上手くいく確率が上がります。勝負所で結果を出せる方がよいことには間違いありませんが、確率を上げることが出来れば、楽観的な考え方や気持ちでいられるようになりますので、リラックスして物事に取り組めるようになってきます。それが、本番での勝負強さに結びつきますので、確率を上げることが一番得策のような気がします!