素直な人とはどの様な人か？
素直な人は、自分以外の人や情報源(書籍・TVなどのメディアなど)から新しい知識やノウハウなどを聞いた時に、良いと思ったことを実際に試してみるということを行える人のことです。表面的によい反応をするだけではなく、実際の行動にまでつながっていく人のことです。ここが重要なポイントです。
反応がよく良い返事をすること自体はとても良いことではあると思いますが、その後に行動を行わないと、実際には何の成果も出てこないので、全く意味がないことになってしまいます。
更に言いますと、人の話を聞く、あるいは、各種情報源から情報を入手するための時間が意味のないものになってしまいます。
素直な人は、行動を起こして試してみるので成果がでてきます。この点が大きな違いです。
特に若い年代の人は知識や経験の蓄積が少ないと思いますので、このような素直さがある人とそうではない人では、大きな差が出来てしまいます。その状態が、１０年・２０年と続いた場合には、とてつもない差となって表れます。
素直に実行していく人は色々なアドバイスも貰えるようになる
自分がある程度の年齢になって理解出来るようになりましたが、人からアドバイスをもらって素直に実行してみる人は、その後も継続してアドバイスを貰えるようになります。これは、非常に大きなポイントです。
自分が他の人にアドバイスする場合には、自分が経験したことの範囲でのアドバイスになるので、逆に言うと、経験の無い人にとっては、非常に有用なアドバイスになることも多いと思います。
試行錯誤の結果たどり着いた結論やノウハウを教えてくれますので、情報収集や試行錯誤する手間も省けて、アドバイスをしてくれる人の経験のエッセンスを得られます。人生の持ち時間は少ないので、全ての事柄に対して自分自身で一から情報収集や試行錯誤をしていく時間はありません。自分の中で特に重視している事柄以外は、他の人の経験を元に効率的に行っていった方がよいです。
素直でいると人生を変える言葉を聞けることもある
また、このような情報やノウハウのような内容だけではなく、人生を変えるような言葉を聞けたりする可能性もあります。
例えば、私自身で言うと、「一瞬だけ頑張ることは誰でも出来るが、長期に継続することが出来る人はほんの一握りの人である」という言葉を聞いた後、その言葉が、物事を投げ出したくなった時に頭に浮かぶようになり、長期の継続力が身についいたように思います。私の人生を変えた言葉です。派手な言葉ではありませんが、人生の本質の１つをズバリ教えてくれた言葉でした。
この言葉を聞く以前も、継続力にはある程度の自信を持っていましたが、本当に突き詰めた努力をやり切っていたかというと、甘さがあったように思います。この言葉を聞いて、本当の意味の限界まで努力してみようと思ったことを覚えています。
そこから明らかに人生の方向性が変わりました。
このブログでも、何度も、長期の継続が重要であるとお伝えしていますが、私自身が常日頃から痛感している点なのです。今の所属先の教育でも、少しでもそのような言葉を伝えることが出来ればと思いながら、活動を行っています。
その他には、「自分のコントロールできる範囲は最善を尽くし、コントロール出来ないことは考えない」「楽しむことが上達の秘訣」という言葉なども、自分を楽にしてくれた言葉として思い出されます。
私の人生の前半戦は、常に色々な壁に行く手を塞がれるような人生でしたので、常に限界までの努力をして壁を乗り越えることを行ってきたように思います。しかしながら、このような言葉を聞いた時に、肩の荷が下りたという感じになって余裕が生まれて、視野を広くもって俯瞰的な物事の見方が出来るようになっていったように思います。
他にも、色々な言葉から影響を受けたことがありますが、忘れてしまっている言葉も沢山あると思いますので、また、思い出したら、このブログの中で紹介していきたいと思います。
