社会貢献とは？
社会貢献というと、ボランティアやごみ拾いなどの奉仕の精神によるものを思い浮かべる人が多いと思いますが、それは、ごく一部分のことです。もちろん、そのような社会貢献活動を行う人は、とても素晴らしい活動をされていると思います。
しかしながら、よく考えていくと、普通に会社に通勤して仕事をしているだけでも、所得税や住民税などの税金や社会保険料を支払っているので、これも、広い意味では社会貢献なので、胸を張って頂きたいと思います。
また、仕事の中で商品やサービスをお客様へ提供しているのも、相手に役立っているという意味で社会貢献なのです。この感覚を持つことは非常に重要なのではないかと思います。もちろん、対価を貰っているので、純粋な社会貢献と思いにくい側面があると思うのも分かりますが、単に対価の分だけ働いているのと、社会貢献の気持ちを持って働いているのでは、相手に提供するものの質やレベルが大分違ったものになると思います。結果として自分に返ってくるものも、大きなものになってくると思います。
社会貢献というと、自己犠牲的な意味合いが協調される場合があって、つらく苦しいものだというような感覚を持つ人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。
社会貢献しているという意識を持っているだけで、自分の中にエネルギーが湧いてくるような感じになり、より一層頑張れるのではないかと思います。社会貢献は、つらく苦しくて自己犠牲の精神で行うようなものではないのです。
更に踏み込んで言えば、自分以外の誰かに何かを提供することは、すべて社会貢献であるといってもよいくらいだと思います。このような観点で、社会や日々の生活の中に見えるものを見渡してみると、見ている景色が大分違ったものになってくると思います。
何を言いたいかと言いますと、社会貢献とは、そんなに仰々しいものではなく、そこらに沢山あるごく普通のことであるということです。
人生の目的
一方、自分の人生の目的は何かと言われると、明確に答えることができない人も多いと思います。必ずしも目的がなくても問題はないと思いますが、目的が分かってくると、日々の活動に張りが出てきて、人生が充実してくると思いますので、その時点での目的を考えてみるのも良いと思います。
本当の人生の目的が別にあるかもしれなくても、今の目的を明確にしておくことは、自分の行動に迷いがなくなるので、非常に良いことだと思います。その目的が自分自身のためだけのものであっても、特に若い年代であれば、全く問題はないと思います。経験していなかなければ分からないことも人生には沢山あります。
しかしながら、自分以外のためになることがあれば、少なくともそれを受け取る人がいるので、もし、喜んでくれる、あるいは、お礼を言って頂ければ、嬉しく感じると思いますので、よりやりがいも感じられるのではないかと思います。
したがいまして、自分の人生の目的の中に、他の人への貢献することである社会貢献が入ってくるようになると、より幸せな人生になってくると思います。
物事は、全て白か黒に分ける必要はありませんので、自分のためになることと他の人のためになることが共存しているような状況でも全く問題はないのです。むしろ、そのような状況の方が、最終的には長続きする可能性があると思いますので、良い結果に結びついていくかもしれません。
このようなことを考えながら、日々の活動を行っていると、そのうち、いわゆる自分の天職が何なのか分かってくるのではないかと思います。天職というのは、ある日突然降ってわいてくるようなものではなく、日々の活動の中で、段々と分かってくるものではないかと思います。
天職に関しては、以下の記事で、色々と書いていますので、よろしければお読み頂ければと思います。
もし、自分の天職が何なのかが分かれば、その後の人生は、大分違った人生になります。その段階になってくると、頑張って活動をして何かを得るという意識ではなく、まるで空気を吸っているような感じで当たり前のように、その活動が出来るような感じになってきますので、人生が楽な感じになってくると思います。もちろん、楽しさを含む「楽」です！笑
