大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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ナンバー1とオンリー1どちらを目指すべきか

若いうちはナンバー1を目指すことになる

 

まず、最初にお伝えしますが、ナンバー1とオンリー1は、対立する概念・考え方という訳ではないと思います。

 

ナンバー1を目指すというのは、あるメジャーな分野で活動を始めた時に、向上心を持って頑張るということです。経験のないうちは、ニッチな分野についてはよく分からないので、例えば、「日本一の営業を目指す!」、あるいは、「日本一のシステムエンジニアを目指す!」などのように、目標が修飾語のない・少ない目標に自然となることが多いです。

 

これは、経験のなさがそうさせるので、この経験のなさを良い意味で利用して、若い時のエネルギーにまかせて頑張って頂ければよいと思います。

 

ナンバー1とは、その象徴として出てくる言葉であり、ナンバー1になれるかどうかで自己評価を決めなくても良いと思います。その時々でベストを尽くせているか、試行錯誤を積み重ねているか、などの定性的な評価軸で自分を評価しながら、人間力・能力を向上させていく時期だと思います。

 

その際の注意点としては、あくまで勉強や仕事の結果を出すということを目的として活動する必要があり、「人間力・能力の向上」を目的としない方がよいです。「人間力・能力の向上」は、活動の結果としてそのようになるということです。

 

「人間力・能力の向上」を目的としてしまうと、少しの向上で満足してしまい、向上の度合いが少なくなってしまうからです。あくまで、シビアな現実の中で結果を出すというヒリヒリとした緊張感のある中で、ベストを尽くす姿勢で沢山のトライをしていく必要があると思います。

 

その結果として、大幅な人間力・能力の向上が図られることになります。そうこうしている内に、自分の人生・生活の基盤が出来てこれば、次のステージに足を踏み入れることになるでしょう!

 

自分以外の人を助けたい・自分以外の人の役に立ちたいという気持ちがあるなら、自分の人間力・能力を大幅に向上させていき、圧倒的なものを身につける必要があると思います。

 

現実のシビアな社会の中で、それを実現するには、自分に常に負荷をかけて、どんな状況でも打開できる問題解決能力を磨いていく必要がありますね!

 

オンリー1を目指すことは、経験の中で自分の能力を一番活かせて多くの人に貢献できる場を見つけていくことです

 

若い年代の頃に頑張ってきたことによって、30歳中盤ぐらい以降になってくると、少しずつ自分の目指すべき方向性が段々と見えてくることも増えてくると思います。自分の目的や目標の中に、修飾語が段々と増えてくるようになってくると思います。

 

例えば、「引きこもりの子供たちを外に引っ張りだすためのイベントを開催したい。」とか、「これから世の中にはばたく子供たちが自分を磨く環境を提供したい。」とか、目的の目標の文章が段々と長くなってくると思います。

 

これは経験を積むことにより、社会の仕組みも分かり、目的や目標がより具体的になっているということです。その結果、他の人とは思考や行動の基準なども具体性を持ってきて、結果として差別化が図られて、いつのまにかオンリー1を目指すような感じになってくるのだと思います。

 

ナンバー1とオンリー1の違いは、そのようなことなのではないかと思います。どちらかがすごいとか、そういう話ではなく、自然の流れとしてそのような形になるのだと思います。

 

オンリー1を目指す場合は、目的や目標が非常に具体的になってきます。ナンバー1を目指している時の漠然とした状態ではないので、日々の活動も心地よく感じるようになり、生きやすくなってくると思います。

 

もちろん、いくつになってもナンバー1を目指すというのでも自分が納得していれば、それはそれでOKだと思います。

 

オンリー1を目指す段階に入ったら一気に進めていきましょう。

 

先程の話のように、オンリー1を目指すような方向性に進んでいきはじめたら、目的と目標が非常に明確な話になっているので、おそらく自分の天職に思えるような内容になっているでしょう。

 

そのため、自分から進んで取り組む要素しかなくなってくるので、非常に心地よい生活を送ることが出来ると思います。そして、振り切った考え方や行動が出来るようになってきますので、思い切り行動できるようになってきます。

 

こうなると、リスクヘッジもある程度しながらで良いですが、進めるだけ進めていくという形で展開速度を早くしていくように自然となってきます。一気に進めてしまいましょう。何事も、途中で行き詰ることになるので、そこまでは最速のスピードで進めていって、立ちはだかる壁を次々と乗り越えていってください!

 

人生の持ち時間は有限なので生きている間に出来ることは全てやり尽くしたいですよね!笑