大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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不器用であることが成功につながる場合もある

 

不器用な性格の良い点とそうでない点

 

不器用な性格だと、社会に出ると大変な点も出てきますよね。私自身もどちらかといえば、そのような性格ですので、「おべんちゃら」が上手く出来ません!笑 それでも、最近では、年齢を重ねてきましたので、多少は出来るようになってきます。その他、色々と大変な点も出てきます。

 

しかしながら、時と場合により、長所にもなり得ます。

 

不器用な性格だと、一つのことを集中して長期間頑張ることが出来ます。これが、最大の長所になります。器用な性格の場合は、あれもこれも手を出すことになりかねないので、ものにできない可能性があります。もちろん、人によっては、いくつもの成功を収める人もいるとは思いますが、それは、レアケースだと思います。

 

何事も、すぐには大きな成果につながらないので、5~10年間くらい継続的に頑張る必要が出て出来ます。不器用な性格の人の場合、このような長期間でも投げ出さずに頑張ることが出来ます。

 

もちろん、何も考えずに頑張るだけでは、同じことの繰り返しになりますので駄目ですので、色々と考えながら試行錯誤する必要があります。これは言うまでもないことです。

 

大きな成果が出る場合でも、途中で上手くいかないことは日常茶飯事なので、その度に自分に言い訳をして別のことをやっていては、大きな成果がいつまでたっても変わりません。

 

そのような一番苦しい局面である始まりの時期に、頑張ることが出来るのです。

 

不器用な性格も考え方次第では、信頼を得るための大切な要素

 

社会に出ると学生時代とは異なり、様々な判断基準を駆使して、明確な正解のない事柄に対処しなくてはならない状況になります。

 

器用な性格の場合、短期的な成果にコミットして、分かりやすい成果を求めがちになるかもしれません。例えば、会社で言えば、業績不振の時にリストラをする決断をすぐにするというような感じです。合理的な選択ですので、間違いではないと思います。

 

しかしながら、それが唯一の正解かというと、必ずしもそうとは限らないです。長期的な判断の元に、社員の生活を考えてリストラせずに何とかする選択をする人もいます。合理性の世界からすると、なんとも不器用な判断に見えるかもしれませんが、目の前の苦境を乗り切った時には、社員からの信頼を得られて、長期的な企業の発展につながるかもしれません。

 

もちろん、失敗して経営不振や倒産する可能性もあると思いますので、これが、良い選択がどうかは、結果論としてしか語ることは出来ないでしょう。

 

理想的には、短期的な合理性も取り入れながら、長期的な発展を遂げる方法を探して実行することが一番良いのだと思いますが、ある意味矛盾する要素を抱えて判断・行動するのは、難しいことなので誰にでも出来ることではありません。

 

人間が人間である以上、心があるので、不合理ではあるけれども苦しい選択をすることもあり、それが信頼を得ることにつながることもよくあります。不器用な性格の人は、そのような判断をすることもあるので、それが人の心を掴み、信頼につながっていくこともありますよね!

 

ただ、一点注意が必要なのは、不器用な性格であることを言い訳にして、自分の殻を破る努力をせずに、自分ルールの中に逃げ込んでしまわないように注意しましょう!何事も、コインの表と裏のように、良い点とそうでない点がありますので!笑