1つの理由だと頑張れない時もある
勉強や仕事をしていると、どうしてもやる気が起こらない時もありますよね。私にもあります。そのような時は、とにかく手を動かす作業や机の上の片づけをしたりして、脳の作業興奮を引き起こすと、次第にやる気が出てくるので、この方法を取り入れることが基本としてあります。
そのような作業をルーティーンとして行うようにしておけば、自動化されることになり、このような問題に悩まずに済むようになってきます。
しかしながら、そのようなテクニック的なことだけでなく、本質的な動機付けの部分も工夫をすると良いでしょう。そのことを行う理由を再確認する、あるいは、そのことを完了すると、どのような効果(=いいこと)があるかを、きちんと自分の中で再整理すると良いと思います。
そのことで、やる気が出てくる時もあります。
複数の理由で当事者意識の純度が高くなる
更に一歩進めて、物事を進める時に、1つの理由だけの時と、2つ・3つ以上の理由がある時では、大分やる気が変わってくるのを経験したことがありますよね。
2つ・3つ以上の理由があると、その仕事に対する当事者としての純度が飛躍的に高くなるので、もう、その仕事をしない理由が分からないという感じになってきます。すると、やる気がある・やる気がないという問題が自分の中からなくなり、その仕事をどうやってやるか、もしくは、どれだけの効果を出すかという次元の違うことを自然と考えるようになってきます。
自分の仕事に関して、そのような動機付けを常に行っている場合とそうでない場合を比較すると、圧倒的な差が出来てきます。
このようなやり方を習慣化している人は、非常に強いです。
リニアモーターカーのように、スピーディーでストレスのない働き方が出来るようになってきます。
アスリート感覚でトレーニングするように働く
そのような状態から1歩すすめて、時々、短期的な集中課題を克服するように仕事を詰め込んで圧倒的なエネルギーで完了させる、いってみれば、「アスリート感覚」で働く瞬間も作っていけると良いと思います。
アスリートは、トレーニングの中で、頻繁にではありませんが、練習の中での最大出力を出すトレーニングをすることがあります。これは、自分の出力に対するメンタルブロックを破る効果を狙ってのものです。
例えば、合宿などで心身の限界まで追い込むトレーニングをする時がありますが、これは、練習の質・量を増やすことだけではなく、限界を超えるトレーニングを耐え抜いたという事実を自分の自信にするということも目的の1つとしてあります。
仕事の中でも、特に重要な仕事に関しては、このような意識で取り組むと自分の自信につながっていくような気がします。
常にアスリートモードだと疲労困憊になってしまうのですが、ここぞという局面では、このようなモードで働いて、質・量ともに限界まで働いてみることも重要です。
そのような時に、自分の中でブレイクスルーが起きる可能性もあります。
まとめまますと、通常は、複数の理由を考えて当事者としての純度をあげてリニアモーターカーモードで働き、ここぞという局面では、アスリートモードで働くと良いのではないかと思います。