大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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経験のない未知のことは無駄になることを恐れずに小分けにして実行するとよい

未知のことに対して人は踏み出しにくくなる

 

人は誰でも、自分の知らない未知のこと致して、すぐに無条件でチャレンジすることは難しいです。「失敗したら無駄になる」と考えてしまうのではないでしょうか。

 

皆さん、多くの勉強や仕事を抱えていらっしゃると思いますので、無理からぬ話です。

 

しかし、1点考えて頂きたいのは、「失敗したら無駄になる」と考えている時には、そのことを最初から全部やるという前提で判断をしているということです。

 

「全部実行するのに2週間はかかる」と予測して、「2週間無駄になったら無駄が多すぎる」と無意識に反射的に考えているのでしょう。私自身にもそのようなことがあります。

 

しかしながら、その反射が起こった時に、少し踏みとどまって、試行実験的な考え方になって、いわゆるPDCAサイクルのPDの部分を、ものすごく小さな規模で実行してみることをお勧めします。

 

つまり、その未知な事に対する「ごく簡単な調査」と「影響のない範囲での実行」を、すぐにやってみてしまうのです。

 

例えば、Twitterをやったことがない人にとっては、良く分からないサービスなので、まず、最初に、アプリのインストール方法とツイートの仕方だけ調査して、すぐに実行してみるのです。

 

それには、ほんの5分くらいあれば、ネットで、その方法を調査することができて、実際にインストールしてツイートするのに、さらに5分あれば十分できます。わずか10分で出来ますので、仕事が休みの日に、気分転換に十分出来る範囲です。

 

しかしながら、このものすごく小さな第一歩が重要です。

 

その第1歩を踏み出した後には、例えば、操作画面のメニューが何か興味が出てきて、「1回ずつクリックしてみよう」とか、「反応がくるかもしれないので、もう2~3回ぐらいツイートしてみよう」ということで、情報が得られたことで、その先のことに対する興味が湧いてきます。

ものすごく小さな一歩でも、踏み出した後には、次の第1歩が自然と踏み出されてきます。

興味が湧いた2歩目なので、加速がついてきて3歩目・4歩目と続いていきます。

 

加速がついていたら一気に進めるとよい

 

最初の数歩を踏み出して加速がついてきたら、休みの日1日使って、一気に進めてしまうのでも手です。「鉄は熱いうちに打て」です。

 

先程のツイッターの例で言えば、例えば「ツイートは、どうやって届ける相手が決まるのか?」とか「同じようなことに興味がある人にツイートを届けるにはどうしたらよいのか?」とか調べて、実際にツイートしてみる実験をしてみたりします。

 

仕事がある日だと、なかなか無駄になるかもしれない実験的なことをする気分にならないでしょうから、休みの日に集中的にやってみるのです。もし、そこで、思わぬ成果が出てこれば、更に、取り組むことに対してモチベーションが湧いてくるでしょう!笑

 

十分成果が得られそうだと思えたら本格的に実行する

 

試行実験の段階で成果が出てきて効果が実感できたところで、本格的に実行していきます。例えば、朝・昼・夜で合計3回は、かならずツイートすると決めて、実行していきます。

 

この段階になると、PDCAサイクルを普通に回せる形になるので、改善点をどんどん改善していったり、気になることを適宜調べたりすることも、自然と行うようになってきます。

 

そうすれば、あとは、しめたものです。気の向くまま進めていけばよいのです。

 

忙しい時間の中で、最初から完璧にやろうとすると、問題点だけに感じられてやる気を失いかねないので、スモールスタートで初めて、徐々に本格化させていけばよいのです。

 

スモールスタートで始めれば、「無駄になる心配」をすることもなく、最初の第1歩の踏み出しが早くなり、途中でやめることになっても、無駄になる時間が少なくなります。

 

この考え方・行動の仕方が普通になると、多くのチェレンジをするようになり、その中から成功するものがでてくるようになりますよ!笑