ルーティーンが何故良いのか?
ルーティーンは、日々、決まった事柄を同じように実行することです。元ヤンキースのイチロー選手も、日々のルーティーンを大切にしていた人の例として紹介されることがあります。
例えば、仕事を始める前に、机の上の簡単な片付けを行う、あるいは、軽く体操する、ブログの原稿を書く などです。
ルーティーンが良いと言われるのには、以下のような様々な理由があります。
・朝に行うルーティーンは、自分のスイッチを入れるのに役立つ。(例:コーヒーを飲む)
・知識や技能の習得に有効である。(例:英会話の習得)
・精神的な安定につながる。
・ストレス解消になる。(例:散歩、ジョギング)
・継続しているという事実が自分に自信を与えてくれる。
・自信が持てるようになると、建設的な考え方・行動ができるようになる。
・ルーティーン化した活動は、頑張っている気がしないので、知らず知らずのうちに、大きな進歩を遂げることができる。
たとえ、直接的に仕事や勉強に役立つものではなくても、大きな効果が出てきます。
特に、「継続しているという事実が自分に自信を与えてくれる」点については、非常に大きな効果だと思います。
現代の社会環境は、あまりにも物事の変化が早く、ストレスフルな状況に満ちていますので、自分を見失いやすく、自信を失う原因になる出来事も沢山でてきます。
そのような時に、いつも行っているルーティーンを実行すると安心感が出てきて、自分自身を取り戻すことができるようになります。
ルーティーンの話になると、仕事論的な話の中では、同じことの繰り返しだと脳への刺激が少なくなり、自分の成長に繋がらないので、例えば、「会社へ行く道を毎日変える。」というようなことを推奨する話もよく見かけます。
それはそれで、大きなメリットがあると、確かに私も思います。
しかしながら、例えば、毎朝早起きをして散歩をする、あるいは、ブログを書く などを行ったりすると、自分自身の手で自分の時間(=人生)をコントロールできているという実感を得ることができるようになり、単に、散歩をしたり、ブログを書いたりすることから得られる効用の何倍もの効用を得られたりします。
これは、早起き×ルーティーン の効用の例ですが、自分の人生をコントロール出来ているという実感が、自分自信への自信につながり、能動的・建設的な考え方・行動につながっていきます。
そのような状態の自分自身を1日のうちの何時間作り出せるかにより、1年、5年、10年という長いスパンで考えると、非常に大きな効果が出てきます。
早起き×1日1時間の知識・技能習得型ルーティーン = 圧倒的な能力開発
早起きの効用は、色々な人が色々な立場で説明していますので、今更、説明することもあまりないのですが、1つだけ説明しておきます。
朝起きた後のお昼までの時間は、頭や体の疲労もなく、非常にフレッシュな状態なので、その時間を出来るだけ長くして、そこで、自分自身への投資となる、つまり、将来に結びつく、勉強や仕事を集中的にすることで、圧倒的な能力開発が出来るようになります。
たとえ、1時間でもいいので早起きをして、仕事場や学校にいって、自己投資となる難易度の高い仕事や資格の勉強などをしてみると良いでしょう。
仕事であれば、企画の立案、調査系の仕事など、頭を使う仕事が向いていると思います。勉強であれば、記憶系ではなく、思考力を要する内容のものが良いと思います。
土日なども、丸一日、プライベートタイムとするのではなく、1~2時間くらいでもいいので、本を読んだりする程度でも構わないので、ルーティーン化して自分の身になる活動を入れていきましょう。これだけでも、大分変ってきます。
あと、ルーティーンを長続きさせるコツは、実施する時間までは決めずに、実施予定項目としてあげておいて、その日のうちの何処かで実施すればよいとしておくと、ガチガチ感がなく、続けやすくなります。
100%のルーティーンではなく、70~80%のルーティーンでも良いです。完璧にこなす必要はありません!
長期間ルーティーン化して生活の中に色々な活動を組み込んでいくと、その結果、人生を圧倒的に良い状況に持っていくことができます。