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ポリシーや中心軸を持たないことが仕事や勉強に良い影響を与える?

よく「ポリシーや中心軸」を持つように言われるが・・

 

仕事でも人生でも「ポリシーや中心軸」を持つことが重要であると、色々な書籍や様々な人のインタビューの中で説明されることが多いと思います。この意見が、多数派を占めているように、私の目からは見えています。

 

その一方で、少数派ではありますが、経験の浅い、特に、若い年代の頃には、「ポリシーや中心軸」に拘ることなく、ひたすら上司の指示やお客様の要望に応えることが重要であると説明される場合もあります。

 

いったい、どちらが本当は正しいことなのしょうか?

 

私個人の意見としては、「状況が目まぐるしく変わる時には、期間限定でポリシーや中心軸を持つようにして、安定している状況の時には、出来るだけ持たないようにする」とよいのではなかと思います。このようにコントロールするのは、難しいことではありますが・・。

 

「ポリシーや中心軸」を捨てると加速度の高い成長が実現する

 

私の個人的な経験で恐縮ですが、若い年齢の頃には、「ポリシー」という言葉の響きに良いイメージを持っており、一貫性のある行動が重要であると思っていた時期がありました。今振り返ってみると、その時は、自分のポリシーにそぐわない意見・考え方は、耳から入って来ても聞き流しているような状況だったと思います。

 

その為、その時期は今と比べると行動量も少なく、色々なことがあまり良い状況ではなかったと思います。ある時期から、それまでの自分で全部捨てて、全てのこと出来る限りを全部やってみようというように切り替えて、悩むことが出来ないように仕事量を増やして、下記の記事に書きましたように大学院に通いだし、昼夜を問わず、自分の限界まで仕事と研究に没頭してきた時期があります。

 

www.shukatsu-omamori.info

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つまり、「ポリシー」とか「中心軸」というものを持っていたら到底できないような多くのことを短期間でやっていたことになります。今思い返すと、それが結果的に良かったと思います。

 

外から見ると安定しているようにみえる一般のサラリーマンの時期に、自分の「ポリシーや中心軸」をすべて忘れるような時期を経験することで、加速度の高い成長を遂げることが出来たと思います。安定した時期には、その状況に甘えてしまい、段々と何も考えなくなってしまいますので、自分の「ポリシーや中心軸」とは違う考え方・視点を身に着けることが出来るように、あえて寄り道に見えるようなことにも、チャレンジしていく姿勢が必要になってくると、個人的には思っています。

 

 

変化が激しい状況では期間限定のポリシーや中心軸が必要となる。

 

しかしながら、世の中の状況が目まぐるしく変わる状況の時には、流動的な要素が多くなってしまうために、出来るだけ物事の本質を見極め、それに沿った「ポリシーや中心軸」を決めて、その時点の状況が続く限りは、その「ポリシーや中心軸」に沿った行動をしていく方が良いと思います。

 

その理由としては、環境の変化が激しい為に、それにとらわれ過ぎると、何が良い判断なのか分からなくなってしまうので、本質に基づく「ポリシーや中心軸」を信じて、勇気をもって進めていった方が、結果的に良くなることが多いように思うからです。

 

また、仮に、早い段階でのアクションにより上手くいかない状況が発生したとしても、その時点で修正することで、より良い状況に持っていくことも可能ではありますので、過度の心配をせずに早い判断・行動・修正をしていく勇気も必要であると思います。

 

そして、状況を大きく変える要素が発生した場合には、それまでの「ポリシーや中心軸」を変えて、次のフェーズに移っていく必要があります。

 

普遍的な「ポリシーや中心軸」は、人間の行動を抑制することにつながる可能性があるので、特に、これから社会人としての成長期を迎える人は、そこにとらわれずに、フットワーク軽く行動していく方が良いと思います。

 

成果や結果が重要であり、そこに至る過程を過度に重視せずに、自分の行動の結果を見て、修正するところはすぐに修正して、良い成果や結果が出るようにしていくことが必要です。