危機的な状況を迎えた時の人の反応
普通に考えると、危機的な状況を迎えた時の人の反応は、パニックになる、混乱する、不安になるなど、冷静でいられない反応となるでしょう。これは、どんなに経験を積んでも、避けることが出来ないことだと思います。
しかしながら、色々な経験を積んだ人の場合、そこからの立て直しが上手く行えるように思います。自分の内面的には、先程のような反応が起きていても、それを行動に移さないようにする「瞬間的にセルフコントロールする自動化の技術」が身についてくるのではないでしょうか。
少し、難しい表現をしてしまいましたが、私個人の意見としては、自分の外側から色々な情報や刺激が入ってきた時に、反射的に感情に引っ張られての行動をなるべく起こさないようにすることが、特に重要なことだと思っています。これが、経験することの効用だと思います。
自転車や自動車にはねられそうになったというような場合を除き、普段の生活や仕事の中では、特に重要なことだと思います。
例えば、今回、コロナショックにより、リモートで授業を受けたり、仕事をしたりすれば面が出てきていると思いますが、その時に、色々な理由でリモートに反対する人達がいるという記事をよく目にすることがあります。
何事もそうですが、反対する人はいるものです。しかしながら、何故反対するかを考えて見ました時に、主な理由としては、リモートで行う為に必要なITスキルが不足しているという理由で、不安な感情が増幅し、ある意味反射的に、そのような反応をされているのだと思われます。他にも色々な理由があると思いますが、主な理由の一つとして、このような点があげられます。
もし、反射的に行動を起こさなければ、少し冷静になって、リモートで行わずに、対面で授業や仕事を行った場合に出てくるデメリットやリスクを考えることが出来るはずなので、今回の場合、そのデメリットやリスクがあまりにも大きなものになるので、リモートでの授業や仕事が適切であるという判断に至ると思います。
そのような判断を冷静に下すことが出来れば、次のステップとして、リモートで授業や仕事を行う方法を調査し、今現在の自分のITスキルでも対応できる方法を探すことが出来るはずです。そして、それを実現するために不足している知識や技術を習得するという行動をとるでしょう。
危機的な状況では、少し笑うことで冷静になれる
危機的な状況で冷静になれる方法は、その状況を俯瞰的に捉えることで、大変な状況に立たされている自分を少し笑ってみると良いです!難しいかもしれませんけれども。
どのような方法でも良いので少し笑ってみると、そのことで少し肩の力元抜けて冷静になり、より広い視点、あるいは、俯瞰的な視点で物事を見ることが出来るようにすることが出来ます。
笑うのに一番良い方法は、「自分の置かれた大変な状況を面白がってみる」ということかなと思います。無理にでも、演技でも良いので面白がってみるのです。不思議なことに、そのようなことでも、大分気持ちにゆとりが出来て、感情の波立ちが大分少なくなるのを感じ取ることが出来ると思います。
その後に、理論的に筋道立てて考えて、理性的に判断を下し、行動を起こしていくように、普段から習慣づけていくと良いと思います。
このように、笑う → 冷静になる → 理性的な判断 → 行動 という行動習慣を、意識して普段から心がけることで、それが、いつしか無意識で行える、つまり、自動化されるようになり、頭で考えるよりも、体で覚えているような状態になります。危機が発生した時には、反射的にそのような行動の流れを取ることが出来るようになってきます。
何も考えていないと、感情に基づく行動の流れになってしまいがちですが、意識的なトレーニングを普段から重ねていくことにより、有事の時に大きな効果が発揮されるのです。危機管理の話ですね!
これが、普段あまり気づかない「笑いの校用」の一つです。